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コロナ禍を経て以前より叫ばれていたサスティナブルは、推奨からいよいよ必然へと
変わってきました。そこで弊社が取り扱っているサスティナブル生地の一つである
リサイクルウールについて今日から3回に渡りお話したいと思います。
1回目の今日は リサイクルウールとは何? と リサイクルウールの原料についてお話します。
リサイクルウールとは?
着なくなったウールの衣類や毛糸のくず、縫製工場などから出る裁断くずなどを機械で処理し
糸になる手前のワタ状態に戻します。そのワタを紡績し再び糸にして新たな毛糸や生地を作ります。
このリサイクル原料で作られるワタのことを 反毛(はんもう)と言い、私たちのいる尾州産地では
エコブームになるずっと以前、明治の頃よりこのリサイクルの仕組みが作られウールのリサイクルを
行ってきました。
リサイクルされたウールでもウールの良さである保温性の高さなどは変わりません。
ウールの製品を大切に使い続ける気持ち、良いものをリーズナブルに提供しようとする
知恵と工夫は、その技術を進化させながら今に受け継がれています。
リサイクルウールの原料となるのは?
リサイクルウール(反毛)の原料になるのは、リサイクルに出された古着、縫製工場から出る裁断くず
の他、生地を作る工場から出る「捨て耳」と呼ばれる生地の端部分なども原料となります。
次回は リサイクルウールの工程①ー反毛を作る を お送りします。